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帯広市が推奨する正しい手洗いの方法
マスクは使い捨て、加湿も大切
寒さが一段と厳しさを増す今日この頃、風邪やインフルエンザが気になる人は多いのでは。インフルエンザの十勝での患者数は道内他地域に比べて高くはないが、油断は禁物だ。家庭でもできる予防対策として、帯広市はうがいや手洗いを呼び掛ける。市内のドラッグストアではマスクやハンドソープ、除菌剤などを買い求める客も増えている。
市が主催する「からだスッキリ講座」などで講演する市保健福祉部健康推進課の保健師中山宜子さんは「自分を守るための予防は基本ルールが大切」と話す。具体的には(1)手洗い(2)うがい(3)マスク-など。中山さんは「手洗いはせっけんを泡立てることが大切」という。泡が汚れを流れ落としてくれる。きれいなタオルやペーパータオルで拭いて仕上げる。
うがいは消毒液を使わなくても水やぬるま湯でも効果があるとされる。まず口の中に3分の1~半分程度の水を含んでゆすぎ、その後に同量の水で上を向いてがらがらと1回に10秒ぐらいかけて2、3回行う。喉を潤すことでほこりや菌を洗い流す。
マスクは「鼻を出さずあごや頬に隙間をつくらないようにすれば安い物でも大丈夫」(中山さん)。使い捨てが原則だ。他にも部屋の換気や加湿が大切。一般的には50~60%の湿度が良いとされるが、北海道の住宅は機密性が高いため、カビが生える原因にもなり一概には言えない。ただ、「暖かく潤いがある部屋は、ウイルスの活動が低下するのは間違いない。寝る前に枕元に大きなバスタオルなど洗濯物を干したりしても良い」と中山さん。睡眠やバランスの取れた食事も免疫力の低下を抑える。
サッポロドラッグストアー白樺店では、風邪やインフルエンザの予防コーナーを設けている。谷崎公亮店長が首から提げているのが、携帯型の空間除菌剤
一方、ドラッグストアでは予防コーナーを設けている。サッポロドラッグストアー白樺店(谷崎公亮店長)では、昨年11月から設置しており、ここ2、3週間で売れ行きが上がってきたとする。マスクやうがい液の定番の他、空気中のウイルスを除菌する置き型の商品(980円~)や首からぶら下げる携帯型(798円~)、マスクの両面に吹きかけるスプレー(1380円)などの関心も高い。谷崎店長は、加湿器(2480円~)も「1週間ほど前から少しずつ売れ出した」と話す。同店では6種類のアロマ(980円)や加湿器用の除菌液(同)もそろえている。