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嶋野副市長に要望書を手渡す川西団長
肝がん検診の普及に取り組む「肝がん検診団」の川西輝明団長(札幌緑愛病院副院長)らが16日、帯広市役所を訪れ、市と市議会に対して、同検診の受診費用の助成や住民への周知に対する協力を要望した。
肝がんの原因はほとんどがB、C型肝炎ウイルスだが、同ウイルスは感染初期の段階では症状が無く、また、肝臓病自体も自覚症状が無いことが多いことから、気が付いたときには肝硬変やがんになっているケースが多いという。
早期発見・治療につなげるため、道内の肝臓専門医らで組織する同団は、全道で肝がん検診を実施している。ただ、同検診自体が一般に知られていないことに加え、1人6000円の検診費用も普及のネックになっているとされる。
この日は川西団長の他、道内の患者会関係者ら4人が来庁。川西会長が嶋野幸也副市長と野原一登議長に要望書を手渡し、協力を求めた。川西団長は「肝がんはウイルスによるということを知らない人が多い。より多くの住民が受診できるよう、広報誌掲載など周知に協力してもらいたい」と訴えた。
道内ではオホーツク管内遠軽町、日高管内えりも町などが検診費用の半額を助成している。