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【札幌】コープさっぽろ(大見英明理事長)と大塚製薬札幌支店(高谷浩司支店長)は5月10日から、買い物が困難な人向けに、タブレット端末を使った健康情報発信「かんたん栄養チェックサービス」を十勝を含む全道で順次開始する。
同サービスはコープさっぽろが道内で78台所有する移動販売車「おまかせ便カケル」を活用し、利用者がタブレットで食生活に関する10項目の簡単な質問に回答。そこで得られた判定結果に基づき、栄養士が勧める商品を記載したチラシを手渡す。
コープさっぽろの大見理事長は「社会問題化する過疎地高齢者の栄養問題を解決するきっかけになれば」と話している。
両者と四国大学は、2014年10月に「過疎地高齢者の食事実態調査」を実施。買い物難民と呼ばれる人の多い道内の過疎地域を抽出し、店舗移動販売車の利用者約50人に前日の3食の献立や食品名、目安量などを聞き取っている。その結果、同利用者は店舗利用者に比べ、エネルギー量やたんぱく質など多くの栄養素が不足していることが分かったという。
(浅利圭一郎)
※十勝毎日新聞3月28日掲載