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腎臓病について講演を行った(左から)河田院長と林主任部長
腎臓病をテーマにした市民公開シンポジウム「慢性腎臓病(CKD)について」が11月30日、帯広市内のとかちプラザで開かれた。約60人が参加し、身近な腎臓病について理解を深めた。
人工透析腎臓病患者らでつくる「とかち腎友会」(井原忠廣会長)が主催。同会の設立30周年を記念して行われた。北海道病院(札幌)の河田哲也院長、帯広厚生病院第2内科の林学主任部長を講師に招き、CKDの理解と透析治療の講演を行った。
河田院長は、CKDの概要と予防法について説明。糖尿病や高血圧が腎臓に負担をかけ、腎機能を低下させるため、血糖値を正常に保ち血圧を下げることが重要であることを解説した。そのためには「食生活の改善や禁煙を行うことが必要」と強調した。林主任は人工透析について解説し、在宅透析などの例を紹介した。