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「ニーズに応えれば商品は必ず売れる」と力説する野村社長
十勝獣医師会(内村義弘会長)主催の市民開放講演会が16日、帯広市内のホテル日航ノースランド帯広で開かれ、十勝バスの野村文吾社長が「お客様密着!で地域に貢献する十勝バスの経営-40年ぶりの利用者増加の実例」をテーマに講演した。
約40人が聴講した。野村社長は、経営がどん底で社内が荒廃していた1990年代後半の状況を紹介し、「まずは社員を愛する努力をした。そのことによって、それぞれの個性を認め、強みを生かす組織に変わっていった」と振り返った。その後、客がなぜバスを利用しないかを聞いて回ることから営業強化を始め、2011年に40年ぶりに利用者が前年を上回るまでの軌跡を紹介。「社員が成長してきたため、最近は自分の居場所がない。今は私にしかできないことを探している」と会社の変貌ぶりを語った。
講演終了後には同会の定期総会が開かれ、今年度は狂犬病予防注射摂取率の向上を図ることや、獣医の仕事に対する市民の理解促進のための出前講座などに力を入れることを決めた。