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道は13日、文部科学省が行った子供の発育や健康状態に関する「学校保健統計調査」の2013年度の道内分の結果を公表した。全国平均と比べて、道内の子供は肥満とやせ型の割合が多い傾向があった。
道内の子供は身長、体重、座高の大半の項目・年齢区分で全国平均を上回った。特に、標準体重より20%以上重い肥満傾向の子供の割合は5歳と17歳女子を除き、全ての年齢区分で全国平均よりも多かった。
文科省が指定した道内45幼稚園、67小学校、50中学校、47高校の約1万7000人が調査対象。身長は小学1年女子と高校2、3年の女子を除き全国平均を上回り、体重も高校3年の女子を除き全国平均を上回っていた。座高は小学1、2年の女子と高校2年の女子を除く年齢区分で上回っていた。
道内の肥満傾向の子供の割合は5歳女子で1・91%(全国平均は2・49%)、17歳女子で6・82%(同7・83%)とそれぞれ全国平均を下回ったが、7歳男子で10・37%(同5・47%)、11歳男子で16・65%(同10・02%)となるなど、特に男子で全国平均との差が目立った。一方、道内の痩身(そうしん、やせ型)傾向の子供の割合についても、11歳男女の平均が3・43%(同2・82%)となるなど、年齢別で見ても比較的多い結果となった。健康状態に関する調査では、虫歯になったことのある子供の割合が全国と比べて多いことなども分かった。
この結果について道教委は「肥満と痩身の2局化傾向がある。原因は特定できないが、朝食を食べている子や運動している子が少ないといった調査結果もあり、生活習慣や運動習慣を育成していくことが大事になる」(学校保健・体育グループ)としている。