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帯広保健所は2日午後、十勝管内の小学校でノロウイルスによる感染性胃腸炎の発生を確認したと発表した。児童19人に感染かその疑いがあり、十勝管内でノロの集団感染が確認されたのは今シーズン初。ノロは冬季に流行することから、同保健所では手洗いや消毒の徹底を呼び掛けている。
同保健所によると、11月21日から27日にかけて、児童19人が嘔吐(おうと)や発熱、腹痛、下痢などの症状を訴え、うち14人が医療機関を受診した。同保健所で5人について便を検査したところ、全員からノロを確認した。感染経路は調査中だが、他校での感染が確認されていないため、給食が原因の可能性はないとみられる。2日現在、全員が回復か快方に向かっている。
同保健所では「全道的にノロの感染が広がってきているので、嘔吐(おうと)などの症状があったらノロの可能性を疑い、塩素消毒を徹底して」と呼び掛けている。