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子供たちを指導する曽田さん
帯広整形外科(帯広市東2南14、市山廣樹理事長)で4月30日、サッカーJ2・コンサドーレ札幌の元選手曽田雄志さん(36)によるサッカー教室が開かれた。十勝管内の小・中学生13人が参加し、曽田さんとともに汗を流した。
「十勝の子供たちに、正しい指導でけがなくレベルアップできる環境を」(市山理事長)と、同医院が企画。曽田さんが代表理事を務め、トップアスリートを教育現場などに派遣する「A-bank北海道」に依頼して実現した。
院内の限られた空間ながら、曽田さんはさまざまなプログラムで、パスの受け方やスペースの使い方などを丁寧に指導。「自分がどう動くか考える前に、味方や相手が何をやろうとしているか状況を見て」などと細かくアドバイスした。
A-bank北海道が医療機関と連携して教室を開くのは初めてという。曽田さんは「医療従事者に関わってもらうことは双方にとって良い刺激になる。サッカーの動きで体にどのような負荷がかかるのかを、メディカルの人にも知ってもらうことで、補強トレーニングなどにも役立ててもらえると思う」と話す。
教室は4回が1クールで、陸上選手からスプリントを学んだり、ヨガで呼吸法を学んだりする。9月までに3クール実施する予定。対象競技を拡大することも検討しており、同医院側で教室運営を担当する理学療法士冨田悠平さんは、「けがに対する意識作りなどを中心に、アスリートと医療が融合した新しい教室を展開したい」としている。