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医療関連トピックス

満岡内科が更年期女性の健康相談室開設

満岡内科が更年期女性の健康相談室開設

「1人で悩まないで相談を」と話す満岡院長(手前)と、孝子さん、小田さん(後列右から)

満岡内科・循環器クリニック(帯広市大空町3、満岡孝雄院長)は「更年期女性のための健康相談室」を開設した。専門資格を持った女性スタッフ2人が、医療面だけでなく、栄養や運動など幅広い視点から無料でアドバイスする。全国的にも珍しい取り組みといい、満岡院長は「どこに相談したらよいか分からないという女性の悩みに応えたい」と話している。

 更年期障害による症状は200ほどあるとされ、ほてり、発汗などを生じる「ホットフラッシュ」をはじめ、肩凝りや冷え、疲れやすさ、腰痛、物忘れなど多岐にわたる。

 更年期は日本人女性の平均で50歳とされる閉経の前後5年間だが、早い人で40歳ごろから、遅い人で55歳ごろから症状が出る場合もある。更年期障害と自覚していない人も多く、症状に応じて内科や整形外科、精神科など各科を受診する結果、「更年期障害が関係する症状とは診断されず、治療が適切に行われないことも少なくない」(満岡院長)という。

 全国的には10年ほど前から、産婦人科が「女性外来」を設置して診療に当たる動きも出てきたが、「もともと産婦人科が少ない上に、子宮がんや卵巣がんなど外科系の診療に忙殺され、対応し切れていないのが現実」(同)。満岡院長は「内科がもっと関心を持ってケアする必要がある」と7、8年前から更年期障害の勉強を進めた上で、今月、相談室を開設した。

 直接担当するのは、満岡院長の妻で認定メノポーズ(更年期)カウンセラー・サプリメントアドバイザーの孝子さんと、管理栄養士・日本抗加齢医学会指導士の小田慶子さんの2人。満岡院長の助言を受けながらそれぞれの専門を生かし、適切な医療機関の紹介、サプリメントや生活習慣改善の提案などを行う。

 孝子さんは「話を聞いてもらうだけでストレスが収まることもある」、小田さんも「話をする中で食生活の問題などに気付くこともある。そのお手伝いができれば」とし、気軽に相談するよう呼び掛けている。

 満岡院長は「更年期は医療だけで解決できるものではなく、栄養や運動、睡眠などトータルに考える必要がある。更年期を一つのターニングポイントに、女性が自身の健康をケアする意識を持ってもらう手助けをしたい」と話している。

 対象は40~60歳の更年期女性。相談日時は毎週水曜日午後で、時間は45分。予約は同クリニック(0155・48・9111)へ。