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新たに立ち上がった料理部会。前列右が村上会長、同左が山田さん
アレルギーを考える会(村上尊子代表)が料理部会(井上恵部会長)を立ち上げ、料理講習会の活動を始めた。年明け以降も月1回程度開き、調理実習でアレルギー由来物質を使わない料理を学ぶ。会員以外にも門戸を広げる考えで、会員は「自分や家族の毎日の食事に悩む人はぜひ」と参加を呼び掛けている。
同会は1987年、子供のアレルギーに悩む母親を中心に発足。現在は成人を含む137世帯で構成する。乳幼児、学生、成人の各世代別部会で勉強会などを開き、アレルギーに関する知識を得ている。年2回、帯広市とも連動した一般向けの講習会も開いている。
11月に市と共催した料理講習会で定員を10人ほど上回る受講があり、継続開催の要望も多く寄せられた。「関心が高い食事面での知識、情報収集の場を」と会員有志7人で部会を結成。講師は同会の研究会員でマクロビクッキングスクール帯広校代表の山田千鶴さん(帯広)が務める。
5日に市内の帯広ガス本社で初めての講習会を開き、会員7人が食品の3大アレルゲン(アレルギーになり得る物質)とされる卵、牛乳、小麦粉を使わないケーキなどを作った。ホワイトシチューは牛乳代わりに豆乳を使うなど、工夫を凝らしてクリスマス料理を楽しく調理した。
村上代表は「一流ホテルやデパートでの食品の虚偽表示問題など食を取り巻く信頼が揺らいでいる。会員以外の参加も募り、安全・安心の食事を学ぶ場にしたい」と話している。次回講習会は来年1月28日の予定。問い合わせは村上代表(0155・35・6461)へ。