病院の医師たちは、普段、どんな事を思っていて、どんな日常を送っているのでしょう？　堅苦しい話は抜きに、気楽なおしゃべりをしてみたい… 。そんな思いから、地域とともに歩む「いのうえ歯科医院」へと出掛け、ドクターの休憩時間に話を聞いた。ドクターの素顔に、フォーカス！

ジムでのトレーニングや食事管理も怠らない。「理想の生き方」を全うするため、どこまでもストイックな井上先生は、歯科医師でありながら執筆家としても著名。相手にも厳しい方かも…と抱いた印象は、取材して覆された。爽やかな笑顔と穏やかな雰囲気に隠された素顔とは？

いのうえ歯科医院　理事長・院長 井上　裕之さん（59歳）
〈患者が当院の扉を開けた瞬間から治療が終了するまで、より満足できる時間を提供するためスタッフとのカンファレンスを欠かさない。衛生士や技工士など、専門家がチーム一丸となりケアに取り組む。〉

『環境を整え、スマートに生きる』

平日は経営する歯科医院で診察やオペをこなし、週末には東京のホテルで執筆。上京するのは遊び目的ではない、執筆活動にいそしむため、開院以来変わらないライフスタイルだ。馴染みのホテルで一流のサービスを受けて過ごす環境は、雑念を消して原稿を書くことに集中できる。健康維持のため、トレーニングや食事のバランスなどもしっかり管理している。編集者との打ち合わせやスケジュールが立てやすい利点もあり、スマートに生きるため最適な場だ。


『常に自分と対話し、愛すること』

歯科医師やメンタルセラピストなど多彩に活躍し、書籍はこれまで約8 0冊以上出版、著者累計130万部以上を記録。出版業界初となる3社合同記念講演など実施。全国から依頼を受けた講演、セミナー、コーチングなどもこなしている。過密スケジュールで疲れを感じないのか。「むしろ楽しんでいます。医療従事者として患者さまと関わる以上、技術・経験・知識を最大限治療に注ぐのは当たり前。そこに『気づかい』のエッセンスを加えるため、一つの視点にならぬよう意識し経験を積みました。そして健康が重要。自分と向き合い、いたわり、変化を受け入れることが大事」と笑顔で答えてくれた。

『医療は日進月歩、いつまでも学ぶ姿勢を忘れずに』

上京する理由の根底にあるのは他でもない、本業である歯科医院のスキルアップと世界レベルの医療を取り入れるためだ。ひとりでも多く、お口の健康で悩む患者様に、治療後の人生を充実して過ごしてほしいという思いで歯科医療に従事してきた。そのためには現状の知識で満足することなく、全国から最新の情報が集まる場所に足を運ぶ生活を続けている。現地で得た情報はスタッフと共有、良いと思うことは積極的に取り入れている。いつでも患者様ファーストをモットーに、治療前のカウンセリングでは治療方針を徹底。わかりやすく説明することで患者様とのかかわりを大切にしている。

P r o f i l e
いのうえ歯科医院　理事長・院長　歯学博士・経営学博士　井上　裕之（いのうえ　ひろゆき）さん　
1 9 6 3年帯広で生まれる。東京医科歯科大学、東京歯科大学、昭和大学歯学部、ニューヨーク大学、イン
ディアナ大学など国内外7大学の役職を務める。書籍累計130万部を突破。今年も4冊出版企画がすでに
決まっている。

いのうえ歯科医院　公式HPはこちら
https://www.inoue-dental.jp/