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幕別町主催の軽度認知障害(MCI)を検査する「脳力テスト」が16日、町百年記念ホールで開かれた。初の試みで、60~80代の82人が、数字のチェックや動物名の書き出しなど6課題に取り組んだ。
NPO認知症予防センター(東京)が開発した「ファイブコグ(高齢者用集団認知検査)」を活用。町では効果的に予防につなげようと初めて取り入れた。
この日参加したのは、介護認定を受けておらず、認知症と診断されていない人たち。一人ひとりに回答用紙が配られ、手先の運動スピードを見るため、制限時間内での数字のチェックや、動物名の書き出しなどの問題に取り組んだ。
町内の植竹輝吉さん(79)は「80歳を前に自分の状況を把握したくて参加した。3年ほど前より、記憶力などは落ちたように思う。自覚できてよかった」と話していた。
結果は23日に説明会をした後、希望者には予防教室「脳きたえ~る塾」として6回に渡り、料理プログラムのグループでオリジナルレシピを考案し、調理する予定。