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大樹町立国民健康保険病院(岩渕敏樹院長)に今月から、皮膚科が開設された。帯広厚生病院から医師の派遣を受け、毎月第1、3木曜日の午後に予約制で診療する。町立病院の利便性向上や、これまで帯広などで受診していた患者の身体的、経済的な負担が軽減される。
町立病院ではこれまでも内科や外科の患者から皮膚の疾患の診察を求められることがあり、皮膚科での専門的な処置が必要な事例もあった。皮膚科のニーズは高かったという。
今回、厚生病院と自治体病院の連携の枠組みを利用し、厚生病院から協力を得た。町立病院では整形外科や泌尿器科でも開西病院や帯広協会病院から医師派遣を受けており、診療科目は10月から、眼科、小児科も合わせて計7科となる。
皮膚科は厚生病院から3人の医師の派遣を受け、毎月第1、3木曜日の午後1時半~午後3時半に受け付ける。事前予約制で1日30人を診察する。
岩渕院長は「帯広まで長い距離を移動し、帯広の病院でも待ち時間が長いなど苦労もあったと思う。皮膚の病気は目に見えるだけに患者が苦しむことが多いので、地元で専門医に診てもらえることは大きい」と話している。